今年もたくさんのご応募、ありがとうございました。入賞作品を発表いたします。
私からのご挨拶と、全体の感想は、最後に掲載させていただきました。

入選者の賞品はこちらでご覧いただけます

※佳作の方には、賞品として300ポイントを付与させていただきます。

審査員長 上の平多香





○金賞
 「おねえちゃんの」  埼玉県 サキ 様

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審査員のコメント
「おねえちゃんの」と、つぶやく可愛らしい声が聞こえてきそう(^o^)♪
ぷにぷに、ぽよぽよのあんよの幼さがとても愛おしく感じられ、よく見ると鼻緒を差し込む指の場所が間違っているところがほほえみを誘います(笑)
斜めに切りとるようなアスファルトのラインと路傍の草の緑と鼻緒の赤が鮮やかなコントラストを生み、微笑ましくもメリハリのあるインパクトの大きい作品だと思います!




○銀賞
 「お帰りの時間です」  神奈川県 じゅん 様

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審査員のコメント
長ぁ〜く伸びた影法師。虫は採れたかな?
「お帰りの時間です」と、声をかけられ足はお家の方に向けつつ、振り返り歩く夕暮れ。
名残惜しいね。もうちょっと遊んでいたいね。
一日いっぱい遊んだ充実感と、だからこその切なさと哀惜と…
とても静かな一瞬の中にたくさんの言葉を秘めた一枚だと思います。素晴らしい。




○銅賞

「はけたよ」
広島県 kururin 様
「深海都市」
神奈川県 親父 様


審査員のコメント
おにいちゃまのミサトっ子に憧れてるのかな?おにいちゃまのいない間にこっそり拝借してるとこを「あ、見つかっちゃった…」的な表情がユニークですね(笑)
タイトルもそんな心理を表すようなものの方がマッチしたかもって、思います。
思いっきり俯瞰からのアングルで明と暗が巧く捉えられて立体感があり、またそれが被写体の微妙ぉ〜な、胸の内を表わすようでとても面白い作品だと思います♪

審査員のコメント
この方の作品はどれも、『タイトルの役割の重大さ』を教えてくれます。
お日様の下での元気な雰囲気の作品群の中で、アンニュイなニュアンスを放つ異質さにも惹かれました。
光の少ない条件のもとで高露光での撮影。子供である被写体よりも更に低い目線から斜めに夜の街を切りとるアングル。
走る被写体も、見ている方も、“深海に生きるもの”のような錯覚に陥ってしまいます。面白い。





○佳作

「ミサトっ子履くと童心にかえっちゃいます」
神奈川県 まぁ- 様
「少数派?イヤ、○ロックスには負けません!」
群馬県 M・F 様

審査員のコメント
「この方はきっと間違いなく“いい人”だ。」と、スタッフサイド全員意見一致でした(笑)
お子さんの被写体が多い中で“パパがモデル”というのも新鮮ですが、“パパなのに微笑ましい”と、いうのが魅力です(笑)
ストローから吹き出された折角のシャボン玉が背景に紛れ込んでしまったのが惜しいですが、ポワン…と、大きなシャボン玉がひとつ、良いアクセントになってますね♪

審査員のコメント
はい、○ロックスに負けてません!(笑)
子供たちが無造作に脱ぎ捨てていった履き物達の様子が可笑しいですね(^o^)
一番奥の○ロックス君はどう脱いでいったらこうなるのでしょうか?(笑) 心なしかミサトっ子ちゃんが一番お行儀が良いような…(笑)
お子さん達の元気でヤンチャな(オテンバな?)様子を想像させてくれる愉快な作品ですね♪


「急な坂も平気です」
神奈川県 なかよしっ子みさとっ子
「愛犬とみさとっこと一緒に」
福岡県 yumita 様

審査員のコメント
がっし、がっしと、地面をしっかり掴んで坂道を登ってゆく足元の力強さがなんとも気持ちいいです!
低いアングルからグイっと仰ぎ見る目線からの撮影だからこそ生まれたパワフルさですね。
背景と人物の位置取りのバランスも絶妙で、鼻緒の赤がピリッと作品全体を引き締めるナイスアクセントになっていると思います。

審査員のコメント
わんちゃんの可愛らしさもさることながら、男の子の顔立ちと表情が個性的で作品自体の魅力になっていると思います。
足元がしっかりフレームに入っていれば、もっと安定感のある作品になったと思いますが、背景の木と被写体との位置が好バランスで、景色の緑とリードの赤が鮮やかに映えていますね♪


「盛 夏」
神奈川県 pori 様
「ミサトっ子は体の一部?てぐらい自然でしょ」
群馬県 M・F 様

審査員のコメント
露光を高目に飛ばして足元を捉えつつ、砂利や小石の一粒一粒までくっきりと影を描かせ、ジリジリと灼けつく太陽の熱さを実感させられます。
まさに『盛夏』、ですね!
地面の余白がこれから始まる夏の物語を予感させてくれます…!

審査員のコメント
私だったら、『キコキコキコキコキコキコキコキコ…』って、タイトルつけます(笑)
『軌跡』ってタイトルもいいかな…♪
敢えて人物をど真ん中には置かずに地面の配分を大きくとることで、女の子が一輪車で辿ってきた細い軌跡が見えてきますね。 また、背景のドーーーーンとした校舎と、ポツネン、とした一輪車の女の子との対比が、素晴らしいバランスと面白さを醸し出していると思います。


「遅刻だ!いそげ〜」
神奈川県 やよぽぽ 様
 
 
 

審査員のコメント
面白いっ!!!
タイトルにより益々スピード感を絵から感じ取らせられます(笑) …ところで、これ、どうやって撮られたんでしょか?(汗)
くれぐれも事故にはお気を付けくださいね…A^-^;)
 





○マイ・ミサトっ子賞


「捨てられない歴代たち、と現役みさとっこ」
福岡県 yumita 様
 
 

審査員のコメント
本来の“マイ・ミサトっ子賞”とは違う意味で、これはもう『マイ・ミサトっ子賞』でしょう!!
ミサトっ子たち一つ一つの表情を見つめると、“歴代”というズッシリとしたワードがしっくりとハマります。
地面の白と茶の斜めのコントラスト、キチンと揃えられているようでどこか雑然としたミサトっ子の並べられ方、現役さんの足元のアシンメトリーな立ち方…。『美は乱調にあり』と、いう台詞が思い出されます。
ランダムに生えた雑草の緑もさりげなくポイントになっていて、絵的にもとても面白い作品だと思います。
 






○ナイス・コーディネイト賞


「かぜがきもちいいよお」
神奈川県 自転車大好き 様
ぞうりくん「ぼくも連れてって!!」
神奈川県 mamかーちゃん 様

審査員のコメント
女の子〜♪♪♪の王道を往く可愛らしい色づかいに、 『草履』というシヴいアイテムを持ってくることで甘すぎない個性を発揮!
鼻緒の赤がふわふわ感の中でぼかせない利かせ色になってますね(^-^)
自転車とキャミの白の分量の多さと風になびく髪とハンドルのフリンジが爽やかさを呼んでます〜♪

審査員のコメント
赤の鼻緒に反対色のブルーを持ってくるとは粋ですね!
鼻緒にブルーの糸(?)、ボクの水着やテンガロンハット、持ち道具のジョーロとバケツに至るまで、潔いほどの『赤・青・黄』でトータルコーディネイト♪
原色ばかりなのに、スッキリとカッコよく決まってますネ(^-^)v




今年も沢山のご応募をほんとうにありがとうございました!


今年も数々の作品を眺めながら、みなさんの楽しい夏の思い出をちょっぴり共有させていただけた思いがして、スタッフ一同も心から楽しませていただきました♪
昨年は手探りで思考錯誤の中、初回の開催を迎えましたが、今年2回目をスタートさせてから間もなく、このコンクールならではの大きな喜びを発見いたしました。


それは、
去年ご応募いただいた作品の中で拝見したお子さん達の成長を、今年の作品の中で見せていただくことが出来たこと…!


「あ!去年のあの子だ!大きくなったねぇ〜(^o^)♪」
「あ!このこはあの子だ!おぉ…少年っぽくなったなぁ〜)))」


などなどと、お子さん達の成長に感動しきりでした。


もちろん、作品は作品で今年もスタッフたちが真剣に厳正に平等に、審査をさせていただきましたが、私たちスタッフにとって、この発見はまた来年への大きなお楽しみと相成りました。


また、『動きにくくないかしら…』『すぐに脱げちゃうんじゃないかな…』と、ミサトっ子を躊躇している方がもしも身近にいらしたら、ぜひ、このコンクールのみなさんから頂いた作品の数々を見せて差し上げてくださいませ。 百聞は一見に如かずですものね♪



と、いうわけで、来年もまた元気な笑顔でお会いしましょうね!
心から、こころから、ほんとうにどうもありがとうございました…!!


2009年9月25日
審査員代表 上の平 多香